Thanksgiving 2021

アメリカでは11月の第4木曜はThanksgivingです(カナダは10月の第2月曜だそうです。)。もともと移民が豊作を感謝するために開催が始まったThanksgivingですが、今はより広い範囲で日々のありがたみを表現する日となっています。また、基本的に金曜日もお休みとなる方が多く、祝日の少ないアメリカでは貴重な4連休なので、帰省し、大切な家族と食事をするのが理想的とされています。

とはいえ我が家はさすがになかなか帰省もしにくいので、そして、国外・遠方にしか家族がいない友人家族達と持ち寄りパーティを開催しました。遠くの親戚より近くの他人、というわけではないですが、色々と助けあうことも多いので、改めて感謝を伝える機会となりました。カナダにルーツのある家族はターキーやスタッフィング、台湾系アメリカ人の家族はグレーズドハム、スティッキーライス (いわゆる、ちまき)やパイなどのデザート類、我が家は場所の提供、マッシュポテト、サラダ類、飲み物類を用意。大変豪華な食事となりました。

ディナー
ターキーの食べ過ぎで眠気が…

Thanksgivingを祝う家庭の共通の問題…それはLeftovers、残り物。我々も例に違わず大量に余りました。これをどう消化するのかが毎年のチャレンジ(去年はコロナだったの食べ物物々交換だけしました。)。そのまま食べる、というのもなかなか飽きるので工夫をしないと大人ですら箸が進まない。ということで今年はこんなものを試してみました(一部)。

惣菜パン

我が家では、時々ソーセージパンを作るためにPillsburyのCresent Rollsを買ってます。今回はそれを使ってみることに。

マッシュポテト、スタッフィング、ターキーとジャムを乗っけてくるっと巻いてオーブンに焼色がつくまで焼くだけ。

サンクスギビングパン
具を入れすぎて巻くのに少し苦労しました。

色んな種類の余り物が使えて、味もグッド。子どもたちにも好評でした。おすすめは甘めのジャムを使うことと、熱々のうちに食べてしまうこと。冷めるとパンが柔らかくなって食感が少し残念な感じになってしまいます。

チャーハン

なんの特別感もないものの、ハムを使う方法がないかと悩んでいたので作ることにしました。冷蔵庫・冷凍庫に卵、人参、玉ねぎ、ご飯もあったのでこれしかない、という感じです。

ハムを刻んで、人参、玉ねぎもみじん切りに。人参、玉ねぎは予めレンチンして少し柔らかくしてから水気も少しとっておく。フライパンにたっぷりのごま油に溶き卵(中華系鶏ガラ粉末とチューブにんにく入り)を入れてすぐにご飯投入、ご飯をコーティングできたら人参、玉ねぎを投入、水気がある程度なくなってきたらハム投入。醤油を一回しして水気がなくなるまで炒めたら完成。大人は胡椒も足すと良い感じ。

ハムチャーハン
紅生姜もあったので添えてみました。

普段小腹がすくとおやつを要求する息子も、「あれまた食べたい。」といってくれてちょっと嬉しかったです。

鶏粥

これを妻が作ってくれたものですが、ターキー消化に大活躍だったのでご紹介。パサツキが多いターキーは、子どもたちもなかなか食べてくれないので困るのですが、これは非常によかったです。

ターキーを骨ごと鍋に入れて煮込む。塩と海鮮醤(オイスターソースでも醤油でもよさそう)を少し足してご飯を投入して温めたら完成。卵を落としても雑炊にしても美味しいでしょうし、生姜とか入っているとさらにあたたまると思います。

2杯目
1杯目を急いで食べてしまい、2杯目の写真。

ターキーの骨からはたくさん出汁(とコラーゲン)がとれるのでおすすめです。鶏よりもパンチがある感じがするのでラーメンとか作ってみても面白いかも。

そんなこんななんとかほぼすべての残り物を4連休中に消化しました。また明日から普通の日々が始まりますが今年も残りわずかなので頑張っていこうと思います。